『WORLD YOUTH PRODUCTS Vol.0.5 働きながら日本を探る』が完成しました。
とっても青臭い雑誌です。
青臭いついでに言うと、読むと勇気が出てくる雑誌です。
WYPは特定の働き方、例えば手に職をつけて好きなこと一本で働いていくことを推奨したり、起業することを推奨するような雑誌ではありません。
もちろんそんなスタイルもありだと思いますし、今回取材している人の中にもいますが(というか僕自身は憧れています)、WYP自体の「働きながら雑誌をつくる」というスタイルのように、働きながら社会貢献をしたり、絵本を作ったりする人も今回取材しています。
要は、WYPは「自分の軸に従って意思を持って働くこと」をすべて肯定します。
好きなこと一本で生きていきたいと思う人は誰がなんと言おうとそうすればいいし、まずは食べるために働いて、稼いだお金で週末に好きなことをしようという人は、そうすればいいと思うのです。
大切なことは自分の意志で決めていくことで、毎日の忙しさを言い訳にして、「そういうものだ」、「とりあえず」で仕事して流されて生きていくんじゃなくて、ちょっとずつでも、働きながらでも、好きなことをやっていこうよと、そういう雑誌です。
そしてWYPは、数あるリトルプレス(自費出版)の中でも、最もリトルプレスらしいと自負しています。
WYPの「働きながら考える」というコンセプトは私たちにしか作れませんし、大手雑誌では特集しない人たちしか登場しません。
みんながみんな雑誌をつくろうと思えばつくれるようになった今だからこそ、私たちのような少部数の雑誌も取り扱ってくれる書店が増えた今だからこそつくれる雑誌です。
また、今回のWYPは紙という媒体の特徴を生かして、B5の誌面の周りに、展示来場者のコメントを直筆そのまま載せるという手法を取りました。
出版業界の衰退が叫ばれ、電子書籍であったりWebメディアが注目されやすい今ですが、僕自身はまだまだ紙の雑誌でやっていない面白いことがあるんじゃないかなと、そんなことを思っています。
『WYP Vol.0.5』、本日発売です。
WYP編集長 川口瞬
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