【WYPなう】新たな地域出版の形をつくる(1) 真鶴の一日
山口県で生まれ、千葉県で育ち、東京で学び働いた川口は今、神奈川県真鶴町に移住して出版業界での起業準備を進めている。4年間勤めた都内のプロバイダー会社を退職し、出版不況と言われる時代にあえて起業しようとしている彼はなにを企んでいるのだろうか?そんな彼の企みを「起業」「出版」「地方移住」という3つの視点から暴く。 真鶴で、今どんな生活をしている?
-とりあえず簡単に、今どこでなにをしているか教えてください。今は神奈川県真鶴という港町に暮らしながら、真鶴出版という「泊まれる出版社」(会社ではないですが)をやっています。主に出版事業と宿泊業、その他にも町のための活動をしています。
-「出版事業」とは、具体的になにをしているんですか?まだ立ち上げ途中ですが、これからやりたいと思っていることは、「ローカルのための出版物」と「グローバルのための出版物」の2つですね。
-その事業計画を少しだけ聞いてしまってもいいですか?「ローカルのための出版物」としては、都内書店に向けた、真鶴の小旅行向け地図を作成しました。 そしてそれだけではなくて、真鶴町内限定の出版物なども作れたらなと思っています。 -では、宿泊業とはどんなものですか?Airbnbを通して今住んでいる平屋の一部屋を貸し出しています。民泊に関して、これから法律も変わっていくのでいろいろ悩んだのですが、現状の旅館業の免許も取得しました。まだまだ真鶴は知名度が他の観光地と比べると低いです。出版業で町をPRし、宿泊業で実際に受け入れまで行う。そういうことをやりたいと思っています。 -なるほど、面白そう。ほかに今取り組んでいる活動はありますか?主なものとしては、もう一つが真鶴町のための活動ですね。 それ以外にも、今はまだ生活が成り立っていないのでいろいろやっていますよ。
どんな一日を過ごしているのか?都内と違ってゆったりとした雰囲気が流れているイメージの地方での暮らし。
8:00 起床最近、朝起きたらまず掃除とか草むしりをするのが習慣になっているんです。
9:30 仕事開始基本的にいつも、家か、町の公共施設である情報センターに行って作業しています。
12:00 昼食一旦家に戻って昼食をつくります。基本はパスタですね。
13:30 仕事再開情報センターに戻るか、もしくはそのまま家で仕事することもあります。
18:00 仕事終了、夕飯準備和食をつくることが多いです。 ちなみにうちのトイレは水洗ではあるんですが、下水道がなく、汲み取り式なんです。
22:30 布団に入る布団に入って、本を読みます。
23:00 就寝だいたい23時頃にいつも寝るようにしているんですけど、たまにこの時間にデザイナーの人とか外部の人とスカイプで仕事の打ち合わせをすることがあります。
——————– 以上、真鶴での一日の過ごし方でした。 |