2011年1月 川口と鈴木が武蔵小杉の真夜中のファミリーレストランで雑談しているうちに、「インドを題材にした雑誌をつくってみよう」、という話で盛り上がる。その場で内容も決まっていないのに『WORLD YOUTH PRODUCTS』という誌名を決める。
※当初はフリーペーパーにするつもりであったが、後にリトルプレスとして販売していくことに変更
2011年4月 日本とは正反対の環境を探りたいとの思いから、創刊号のメインテーマを「現代インドを考察する」とする。
2011年5月 「まずはカタチから入る」という川口の信条から、川口の旧友であり、某企業に勤めるデザイナー吉田に新橋の居酒屋で飲みながらロゴ制作を依頼。GWを経て団体としてのロゴが完成。
※その後吉田はVol.0のアートディレクターも務めることとなる。
2011年6月 近藤が川口と品川のスターバックスで話しているうちに、新たにメンバーに加入。
2011年9月 『WYP Vol.0』のためのインド現地取材を実施。過酷なインタビューの末、帰国後川口が食中毒カンピロバクターにかかり3日間寝込む。
2011年10月 日本での追加取材を実施。
2011年11月 近藤が池袋ジュンク堂にて、ハイクオリティなリトルプレス『フラットハウススタイル』と出会う。編集長であり、イラストレーターのアラタ・クールハンドさんに興味を持つ。
2011年12月 アラタ・クールハンドさん宅に初訪問。創刊号のイラストを依頼。と同時に、誌面全体のアドバイザーとなってもらう。「面白いものをつくるには面白い生活をしろ」と3人でのシェアハウスを薦められる。真に受ける。
2012年3月 ようやく『WYP Vol.0』の記事及び英訳が一通り完成し、識者や想定読者に見てもらうが、「固すぎる」とのアドバイスをもらう。そもそものメインテーマであった「現代インドを考察する」自体を見直すことにする。
2012年4月 メンバー+共通の友人1人を加えた入谷のシェアハウス「楽し荘」がスタート。
2012年5月 3ヶ月の話し合いの末、「自分たちの立場でしか書けない記事を書く」ことを目的に、メインテーマを「働きながらインドを探る」へ変更する。すべての記事をメインテーマに沿って書き直す。
2012年7月 記事修正完了。レイアウト案作成にうつる。レイアウトの勉強のため3冊本を購入する。
2012年8月 編集3人がつくったレイアウト案をもとに、Vol.0のデザインが少しずつスタート。
2013年2月 『WYP Vol.0 働きながらインドを探る』完成。販売開始。
2013年3月 都内の書店を中心に営業活動を開始。
2013年4月 入谷・楽し荘にて創刊カレーイベントを実施。初の関西遠征で関西の書店巡りをする。
2013年6月 SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSにて、「ぼくたちが奮い立たされた10冊」フェア開催
2013年7月 吉祥寺・百年にてVol.0に協力いただいた写真家・山下隆博氏と協力し「現代の『深夜特急』とは」フェア開催。
7月末、鈴木が青山にあるユトレヒトへ営業に行った際、安永さんより「渋谷ヒカリエ8階にあるaiiimaを使ってみませんか?」 という提案をいただく。
2013年8月 展示3日前に川口がデザイナー中村と出会う。渋谷の喫茶店で話しているうちに、「記事の周りに展示来場者のコメントを載せ、そのまま誌面に落とす」というアイデアにたどり着く。
また、あまりに人手が足りないことから助っ人として鼈宮谷に編集及びPRを依頼する。
8/12より、渋谷ヒカリエ8階aiiimaで「働く”合間”に雑誌をつくる展」開催。ただの展示ではなく、「雑誌をつくる過程を公開する」ことに挑戦し、大きな話題を呼ぶ。会社の夏休みをうまく利用し、2週間のうちに記事8本を完成させ、展示する。
※中村、鼈宮谷はその後正式にWYPメンバーに加入する。
2013年9月 The Tokyo Art Book Fair 2013へ出展。
2014年1月 『Vol.0.5 働きながら日本を探る』完成。
2014年2月 渋谷ヒカリエ8階aiiimaにて「働く“合間”に雑誌をつくりました展」を開催。シブヤ経済新聞にも掲載される。
2014年3月 下北沢・B&Bにて初のトークショー「「リトルプレスのシビアな現実」に抗う集い~売れない・食えない…それでも未来を見出せますか?~」開催。クルミド出版影山さんと行う。
2014年4月 TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて「働きながら東京を探る」フェアを開催。Vol.0.5に登場した写真家・下屋敷氏と協力して渋谷と六本木で働く2人のサラリーマンへのインタビュー、同街のランドスケープ写真を展示。
さらに代官山蔦屋では、「3人の雑誌編集者の話を聞いて、働き方について考えてみる」トークショーを開催。WIREDとTOmagの同世代の編集者と働き方の比較を試みた。
2014年5月 下北沢・B&Bにて2回目のトークショー「〈ゆとり世代〉の編集者 WORLD YOUTH PRODUCTS編 ~“働きながら考え”て、雑誌を作った結果…?」を行う。