デンマーク現地取材日記3日目(2014/8/26)

取材を終えて家に戻ると、メンバーがサプライズで誕生日を祝ってくれました。嬉しいです。鼈宮谷です。

「コレクティブハウス」という存在が長らく気になっていました。多世代が暮らすコミュニティ、つまりはシェアハウスの巨大版のようなもので、その起源はデンマークであるといいます。
私は先月まで、友人家族(夫婦&赤ちゃん)と一つ屋根の下で共同生活をしていました。周りから理解されにくい生活形態ではあったものの、“血の繋がらない家族”のような関係性はそれはそれは居心地がよく、特に東京のような大都市で生活する私たちにとっては不可欠なものだと感じています。そして、そういった“共生”にこそ、これからのより良い生活のヒントがあるような気がしているのです。(ちなみにWYPメンバーは全員がシェアハウス経験者です)

そんなわけで、今日はデンマークで最も歴史のあるコレクティブハウスのひとつ「SVANHOLM」を訪ねました。SVANHOLMは、独自のルールのもとで約130人が暮らす共同体。農地、カフェ、食堂、保育園などを備え、コミュニティの中で経済が循環しています。

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広大な敷地に、歴史ある美しい建物が点在しています。

案内してくれたのは、2006年からSVANHOLMで暮らしているJeanetteさん。気取らず自然体でオープンマインド。会った瞬間から、他人との壁を作らない懐の深さを感じました。きっと、コミュニティでも頼れる姉貴分として慕われているのでしょう。

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Jeanetteさんがここに来たときのこと。結婚や離婚のこと。子どもたちのこと。そして、誰かと共に生きることの尊さ。話の中で何度も繰り返された「live togerther」という言葉が印象的でした。Jeanetteさんの人生を通じ、デンマークに根付く“共生”の精神を垣間見ることができました。詳しくは、本誌を楽しみにお待ちください!

その後はなぜか中華料理を食べ、雑誌編集部らしく、コペンハーゲン中心部の本屋と大学近くのブックカフェへ。

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売り上げランキング1位は村上春樹さん。

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図書館のようなつくりのブックカフェ。落ち着きます。

 

デンマーク取材旅行も、早くも中盤に差し掛かってきました。明日も頑張ります。