今週のインド(6月3週)

インド経済は減速気味か?

今週は各紙あまり良いニュースがなかった。

インフレ、ガソリンの高騰、日系インド企業においての賃上げストライキ…

 

 ただ、インド現地で働く日本人から話を聞く限りそこまで深刻ではないようだ。投資も今まで通り活発であり、転職も活発だそうだ。またガソリン車からディーゼル車に買い替える傾向も目立つそうだ。

今までが過剰すぎたのか?それとも?

 

今後のインドから目が離せない。

2011年6月14日(朝日新聞「ニューデリー特派員メモ」より)

「インド石油会社がすべてのガソリンスタンドをセルフ方式に。」

→給油無人化の理由は激しいインフラで働き手の値上げ要求が厳しいため。

2011年6月15日(日本経済新聞より)

「インド、インフレ加速」

 現時点では市場関係者の多くは内需の減速感に注目、利上げが9月ごろに打ち止めになるとみている。ただ1月~3月期に原材料価格上昇で減益となる企業が続出。インフレ鎮静化には時間がかかる可能性が浮上してきている。

「イオン、アジアで倍増」

 外資の参入規制があるインドでも、将来の規制緩和を見越し出店用地の選定などに着手した。

2011年6月17日

(朝日新聞より)

「スズキ工場でスト2週間続く」

(日本経済新聞より)

「インド0.25%追加利上げ」

 インド準備銀行では政策金利を0.25%引き上げ、年7.50%とすると決め、即日実施した。

2011年6月18日(日本経済新聞より)

「スズキインド販売 下方修正」

 スズキのインド四輪子会社マルチ・スズキは2011年度の販売台数目標を大幅に下方修正した。10年度比14~15%増しとした当初見通しを下げ、最大7~8%増に変更した。マルチの中西真三社長は理由として「ガソリン価格やローン金利の上昇で販売が鈍化している」と述べた。